肩の怪我
脱臼
原因と症状
脱臼は、関節部に強い力がかかることによって、関節を厚生している骨同士の位置がずれることによって起こります。また、そのときに関節の周りにあるじん帯を引っ張ることになり、炎症やじん帯断裂の原因にもなります。一度発症すると、再発しやすいのも脱臼の特徴です。再発しやすくなることで、腱の炎症やじん帯断裂も起こりやすくなるため、注意が必要です。
治療
脱臼した関節を元に戻すことは、仕組みさえ理解すれば素人でも可能です。しかし脱臼の治療は、じん帯のダメージへの処置が大きなウエイトを占めるため、専門の整体師や外科医に診てもらう必要があります。素人が治療を行うと正常な位置に完全に戻らないままになってしまうこともあるため、必ず柔道整復資格者の下で治療、リハビリを行うようにしましょう。
野球肩
原因と症状
野球肩とは、野球をプレイする際の投球フォームに伴い発症する症状の総称です。オーバースローと呼ばれる肩の上から投げる動作が原因で発症するため、水泳、ハンドボールなど野球以外のスポーツでも起こることがあります。発症すると、肩に痛みを感じるようになります。
治療
治療は基本的に、動作を中止して安静にすることです。症状が重い場合は、抗炎症剤などで炎症を抑えながら、可動域を広げていく治療を行います。