テニスの怪我
捻挫
原因と症状
捻挫は、手首や足首が関節の可動域を超えて捻れたときに発生します。捻挫を起こすと、じん帯が炎症を起こし、痛みが生じます。また、痛みだけでなく、関節の機能低下も起こります。捻挫が起こるとき、大きな原因となるのが自分の体重です。手首や足首は、ある程度自分の体重を支えることができますが、関節が開いている状態で体重が掛かると、可動域を超えて捻れ、じん帯が損傷することで捻挫が起こります。
治療
「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>に沿って患部を冷やし、テーピングなどで固定して完治まで関節への負担を抑えます。捻挫は、自己流のフォームによって関節に負担がかかることが原因になることが多いため、負担のかからない正しいフォームを身につけることが重要になります。
ぎっくり腰(重度)
原因と症状
腰や骨盤を構成する筋肉、骨格、じん帯などを損傷したために痛みが出ています。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。中腰、スクワット動作、階段の上り下りを控えてください。うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢はやらないようにご注意ください。
テニス肘
原因と症状
一時的な強い負担、使い過ぎによる繰り返しの負担、フォームが悪いためにかかる負担が原因となります。スポーツで、腕にかかる衝撃や作業での負担により痛みがでます。テニス選手に多い傷病なのでこの名前が付いています。肘の外側が痛くなるバックハンドテニス肘と、内側が痛くなるフォアハンドテニス肘があります。
治療
負担がかかり傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。炎症を取り除くために、患部を保冷剤などで冷やすようにして下さい。悪化防止と再発予防のためにフォームの改善も必要です。重いものを持ったり、力を入れたり患部に負担のかかる動作は控えて下さい。
下腿部挫傷(肉離れ)
原因と症状
ふくらはぎの筋肉をはじめとする周りの組織を損傷しているため痛みが出ています。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。踏み込み動作は控えて下さい。患部を保冷剤などで冷却して下さい。10分冷却20分安静を1日3セットは必須です。
肩関節捻挫
原因と症状
肩の関節を構成する組織や周りの筋肉を損傷しているために痛みが出ています。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。重い物を持つのは控えて下さい。肩に負担をかけないよう、痛い側を上にして横向きで寝るようにして下さい。
椎間板ヘルニア
原因と症状
背骨は、円柱を組み合わせたアーチ状の構造になっています。椎間板ヘルニアとは、この円柱状の椎間板が、外に飛び出てしまう疾患です。椎間板ヘルニアの患部と椎骨は、めったなことではヘルニアを発症しないようになっていますが、テニスやゴルフなどで、強く腰を動かすことによって、骨や筋肉が弱くなり、起こりやすくなることがあります。
治療
椎間板ヘルニアは、自然治癒する場合が多いため、保存療法を用いることが大半を占めます。しかし、症状が重い場合は、外科手術を行う必要がでてきます。痛みを自分で判断せず、専門医に診てもらいましょう。
肘関節捻挫
原因と症状
肘関節を構成するじん帯などの組織を損傷しているために痛みが出ています。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。重い物を持つのは控えて下さい。肘に負担のかかる運動はしばらく控えて下さい。
半月板損傷
原因と症状
半月板(はんげつばん)は、太ももとスネの骨の間に存在し、骨同士がぶつからないためのクッションの役割をしています。そのクッションに傷がつくと、歩行・踏み込み・方向転換・しゃがみ・ジャンプなど、あらゆる膝の動きに支障がでます。起こしています。
治療
半月板を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。屈伸・踏み込み・階段の上り下り動作は控えて下さい。運動は、しばらく控えて下さい。
側副靭帯損傷
原因と症状
側副靭帯(そくふくじんたい)は、太ももの骨とスネの骨を左右から連結し、骨同士が左右にずれないように関節を安定させる役割をしています。そのじん帯を痛めると、歩行・踏み込み・方向転換・しゃがみ・ジャンプなどあらゆる膝の動きに支障をきたします。
治療
じん帯を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。屈伸・踏み込み・階段の上り下り動作は控えて下さい。運動は、しばらく控えて下さい。