足の怪我
捻挫
原因と症状
捻挫は、手首や足首が関節の可動域を超えて捻れたときに発生します。捻挫を起こすと、じん帯が炎症を起こし、痛みが生じます。また、痛みだけでなく、関節の機能低下も起こります。捻挫が起こるとき、大きな原因となるのが自分の体重です。手首や足首は、ある程度自分の体重を支えることができますが、関節が開いている状態で体重が掛かると、可動域を超えて捻れ、じん帯が損傷することで捻挫が起こります。
治療
「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>に沿って患部を冷やし、テーピングなどで固定して完治まで関節への負担を抑えます。捻挫は、自己流のフォームによって関節に負担がかかることが原因になることが多いため、負担のかからない正しいフォームを身につけることが重要になります。
アキレス腱断裂
原因と症状
アキレス腱は、ふくらはぎから踵にある腱で、足首から先を動かす役割をもっています。このアキレス腱が、急激な伸縮によって強い力がかかり、断裂するのがアキレス腱断裂です。アキレス腱が断裂した場合、足先を足首側に曲げることはできますが、爪先立ちをすることができなくなります。また、断裂した瞬間と、患部を触ったときなどに、強く痛みを感じます。
治療
従来は、外科手術を行うことが主流でしたが、最近では幹部を固定する保存療法も行われています。外科手術と保存療法では、完治するまでの期間が変わらないため、保存療法が勧められるケースが多くなっています。完治までの目安は、治療後1週間程度でリハビリが始まり、半年で完治することが多いようです。